夏は日差しが強いので、日焼け止めを塗るなど外側からの紫外線対策に集中しがちですが、内側からもしっかりケアすることで美肌をキープしてくれます。そこで、オススメなのがトマトジュースです。美容にいいのはもちろんのこと、夏バテの予防など健康面にも効果を発揮してくれますよ。

柑橘系フルーツはNG？

お肌にいい栄養素として、すぐに思い浮かぶのはビタミンCですよね。

メラニン色素の生成を抑制してくれたり、肌にハリを与えるコラーゲンの合成を促進してくれます。

ビタミンCが豊富なものといったら、レモン、オレンジ、いちご、グレープフルーツなどの果物ですが、柑橘系の果物にはちょっと注意が必要です。

レモン、オレンジ、キウイ、グレープフルーツなどの柑橘系には「ソラレン」という成分が含まれていて、紫外線の吸収率を高める働きがあります。

朝食にフルーツを食べると美容や健康にいいイメージがありますが、紫外線に対しては逆効果なんです。

グリーンスムージーも食材に注意

美肌対策のためにグリーンスムージーを飲む方も使っている食材には注意が必要です。

紫外線を吸収しやすくしてしまうソラレンは柑橘系の果物以外に、きゅうり、セロリ、パセリ、ニンジンなどの野菜にも含まれています。

これらの食材はグリーンスムージーには定番なのですが、朝に飲んでしまうと日中の紫外線を吸収してしまうので夜に飲むのがオススメです。

朝に飲むスムージーには果物ならベリー類やイチゴ、スイカなど、野菜ならトマト、ブロッコリー、ピーマンなどソラレンが含まれていない食材を使うようにしましょう。

これまで紹介した果物や野菜には、美肌に欠かせないビタミンCが豊富に含まれているので、紫外線対策のために制限するのではなく、ソラレンを含む食材はなるべく朝に摂らないなど工夫することが大切です。

朝にはトマトジュース

体の内側からの紫外線対策で最もオススメしたいのが「トマトジュース」です。

トマトにはビタミンCが豊富に含まれていますし、有名な成分「リコピン」にはメラニンの生成を促進する活性酸素を除去してくれる強い抗酸化作用の働きがあります。

その作用はβ-カロテンの2倍、ビタミンEの1000倍以上です。

紫外線によるシミやシワ、そばかすの予防だけでなく、夏バテ予防にも効果を発揮してくれます。

また、トマトにはソラニンが含まれていないので朝にたくさん食べても問題ありません。

でも毎朝食べるとなるとちょっと面倒ですよね。

 

そこでトマトジュースです。

グリーンスムージーみたいに作る手間がなくてお手軽に飲めます。

しかもトマトは加熱することにより、リコピンの体内への吸収・蓄積が増加することが明らかになっているので、加熱処理されたトマトジュースの方が生のトマトを食べるよりも紫外線対策の効果を発揮してくれるのです。

 

毎朝のトマトジュース。

美容と健康のためにも、ぜひとも習慣化したいものです。